俳句のひと、全国行きの切符を賭け奮闘! 〜地方大会リポート〜
2022.06.14
6月12日(日)、KSプロジェクト講座「俳句甲子園への道」受講者は、第25回松山俳句甲子園関東地区大会(東京会場)に参加して参りました。今年は実に3年ぶりに地方大会・全国大会ともに通常開催となります。今年度はAB、2チームが地方大会に参戦。Cチームは投句審査のみでの参加です。
全国行きの切符をかけ、羽田空港に集結した(予選会場は羽田空港第1旅客ターミナルビルなのです)、他校の精鋭たちと鎬を削る戦いを繰り広げました。
昨年度全国制覇のメンバーを残す開成高校、全国大会の常連校・立教池袋高校との予選は、白熱した試合の連続となりました。
Aチーム(高3・5名)は、立教池袋高校ABチームと同ブロックに入り、予選を戦いました。「立教劇場」を標榜するキャラの立ったディベートなど、毎年「らしさ」を発揮する立池との対戦を落ち着いて戦い、先に決勝進出を果たしました。
対するBチーム(高2・5名)は、開成高校と同ブロックに。メンバーにとって文字通りの初陣にも関わらず、互角の戦いを繰り広げました。大将戦を取れば、先に決勝進出を決めていたAチームとの同門対決が実現する所まで開成を追い詰めましたが、大将戦は惜しくも2対3、旗わずか1本差での敗退となりました。
決勝は開成対海城A。この 1年間の成長を見てもらう絶好の機会となりました。先鋒戦を5対0と取り、最高の立ち上がりを見せた海城A。作品点鑑賞点ともにすべての審査員の得点が開成を上回ったのは開成戦初の快挙でした。一気に決めたい海城、そうはさせじと開成、続く次鋒戦を取られ、勝負は運命の大将戦に持ち越されます。大将戦を制し、見事全国行きの切符を手にしたのは開成。残念ながら、我が海城は後一歩のところで力及ばず敗退となってしまいました。AB共に全国大会出場に足る実力を持っていたことは、1日を通して十分示すことはできたと思います。
全国大会出場を目指し、ここまで研鑽を積んで来た受講者すべてに敬意を表したいと思います。
本当にお疲れ様でした。
実は全国大会への道は閉ざされたわけではありません。今回の地方予選とは別に、投句審査による出場権獲得の道がまだ私たちには残されています。全国大会出場校の発表は、6月23日(木)。ABそしてCチーム、つまりメンバー全員で静かにその日を待つことにします。
海城 Aチーム。昨年度の全国ベスト4メンバー。高3の5名です。
海城Bチーム。昨年度全国大会に進出した4名に新メンバーを加えた高2、5名のチームです。